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Robert Doisneau
Anni Faigue de profil, 1958 
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sleeping newborn (by gloomygoose)
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奴らの足は速く、我々の手は短い。

今あなたが必要よ。

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A Cup of forget me not (by Morphicx)
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Carve a stamp. (detailed mult-part tutorial)
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夢の中のひとの話

昔、何度も夢に現れる「夢の中のひと」がいた。

夢の中のひとは私が悲しい時に良く現れる。

昔飼っていた犬の姿、知らない人の姿、さまざまあったけど、わたしにはちゃんと、これは夢の中のひとだって解っていた。

ある時、私が好きな外国の歌手の姿で現れた。

トレードマークの毛糸の帽子を被って、帽子のてっぺんのぼんぼりとしわしわの笑顔が揺れていた。

とても嬉しくて、一生懸命話そうとしたけど、私英語喋れないと思って、目が覚めた。

次の夜

夢の中のひとと、体育館みたいなところの壁にお尻を預けて足を伸ばして並んで座っていた。

寝る前勉強した英単語をつかって、発音もなにもあったもんじゃない英語でなんとか、

「その帽子のぼんぼりに触って良い?」と聞くと夢の中のひとは笑顔で

「いいよ」と言って、こっちに頭をかしげてくれた。

そっと触ったら、とてもふわふわだったので嬉しくなって

「ソー フラッフィ!」って言ったら、その人はまた、笑った。

その後はやっぱり私は英語が話せなかったのでニコニコ笑って、夢の中のひとと揃って、投げ出している足をじっと見ていた。

夢の中のひとは外国人の姿だから、とても足が長い。

急にイタズラしたくなって壁からぴったりつけていたお尻を離し、両手を支えにして前の方にきゅっと足を伸ばして”まるで急に足が伸びたみたい”に夢の中のひとの足より私のほうが足長くなったよーってやったら、夢の中の人もイタズラっぽい顔になり、その後は足の先を伸ばし合いっこ。

なんだかとても幸せな気持ちで目が覚めた。

次の夜

とても悲しい事があって泣いていたら、夢の中のひとが現れてにこにこしながら私の頭をぎゅっと抱きしめてくれた。

それがあんまり優しくて暖かだったので、なんだか無性に腹が立った私は夢の中のひとに

「あんたなんてどうせ、夢じゃないか。どうせいないのに!」

と言った。

言ってしまってから、これは言っては行けない事だったのかもしれないと顔を上げると

夢の中のひとはしわくちゃの笑顔をして、でもとても困ったようにして、抱きしめてくれた。


それっきり、夢の中のひとには会っていない。

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